30代店主が客の18歳少女を殴り重体に 「おじさんと呼ばれ腹立った」
容疑者は「まだ若いつもりでいたのに傷つけられた」というが…。
「おじさん」になる自覚やそう呼ぶ感覚にはとても個人差があり、年齢を重ねること自体が不安だという男性も少なくない。インドでこのほど、そんな「おじさん」というひと言が原因で傷害事件が起きてしまった。『ZEE5 News』『Times Now News』などが報じている。
■店主が客の少女を暴行
事件は、ウッタラーカンド州ウダムシンナガル地区のシタルガンジという町で起きた。スポーツ用品店を経営するモヒット・クマールという男が、客である18歳の少女に対する傷害容疑で逮捕されたのだ。
クマール容疑者は、ひと気のないところで少女を激しく殴り、頭部に重傷を負わせたことを認めている。少女は搬送先の病院で高圧酸素療法を受けているが、容体は重い。
■不良品だったラケット
少女がその店を最初に訪れたのは19日。父親によると、バドミントンのラケットを買って帰ったものの、ガット(ストリング)の一部分が切れたり擦れたりしていたという。
少女は「これは不良品。新品と交換してもらう」とやや腹を立てており、その2日後の21日、再びクマール容疑者の店へ出かけていた。プライバシーを考慮し、少女や父親の名前は明らかにされていない。
■「おじさんと呼ばれ…」
一方のクマール容疑者は、犯行動機について警察に「おじさんと呼ばれカッとなった」と話している。まだ若いつもりでいたのに、ひどく傷つけられたなどと主張しているという。
しかし、不良品だったラケットをめぐり、口論があった可能性も否定できない。店内での両者の様子を確認するためにも、少女の回復に期待がかかっている。
■「おじさん」呼びは嫌?
しらべぇ編集部が全国20〜60代の男性680名に調査を実施したところ、年代が上がるほど、自分を「おじさんに分類される」と思う人が増えていることがわかった。
特筆すべきは、20代には26.1%だったのに、30代では54.6%と倍以上に増えていることだ。20代では「まだまだ若い」と自覚していても、そこから10年で何らかの衰えを感じてしまうということだろうか。
しかし、そこで「おじさんにならないようできるだけ抵抗したい」と思う人も多いのだろう。このたびの事件の容疑者は、35歳だという。
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(文/Sirabee 編集部・浅野 ナオミ)
対象:全国20代~60代の男性680名(有効回答数)