「苦しむ姿を見たくない」 白血病で余命わずかの妻を夫が殺害し自殺未遂
愛する妻だからこそ、夫は病で苦しい思いをさせたくはなかったようだ。
長いあいだ支え合っていた妻が、重病に…。すでに末期だと知らされた夫が妻を殺害していたことを、『Metro』などイギリスのメディアが伝えた。
■大恋愛を経て異国へ
イギリスで暮らしていたデヴィッド・ハンターさん(74)は、キプロスで休暇を満喫中に理想の女性ジャニスさん(75)に出会い、恋に落ちた。
そのままふたりは交際を続け、52年前にゴールイン。1990年代にはキプロスに拠点を移し、仲良く暮らしていたそうだ。夫婦はそろって温厚で、大変優しい性格でもあったことから、多くの人たちに慕われていた。
■重病を患った妻
結婚から半世紀以上。年老いたジャニスさんが体調を崩し病院で検査を受けたところ、白血病を患っていることが明らかになった。
「すでに末期で治る見込みがない」という診断に夫妻は衝撃を受け、とりわけ妻を心から愛するデヴィッドさんは深く悲しみ、妻に同情した。苦しそうなジャニスさんの姿に胸を痛め、「見ていられない」と思い詰めるようになったという。