「ワクチンを打って」と懇願するコロナ重症患者も 医師が改めて接種を呼びかけ

「手遅れです」と患者さんに伝えるのは、本当につらいと医師は語った。

■変異株の脅威

未接種の人はワクチンに守られていないため、オミクロン株にひとたび感染すればひどい体調不良に苦しむ可能性は十分にあるという。だがブースター接種の効果にも期待できるというから、接種が可能になった時点で希望者は早めに受けに行くほうが安心だ。

なおオミクロン株に感染し亡くなった最初のイギリス人は、ワクチンに関する噂を信じ接種を拒んだコロナ陰謀論者だったという報道もある。今もさまざまな根拠のない噂を信じている人がいるが、ワクチンについては医師の話を聞くなどし、真実を見極める必要がある。


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■ワクチン未接種者を心配する声

アメリカ政府の首席医療顧問を務めるアンソニー・ファウチ博士も、オミクロン感染による重症化リスクについてはデルタ株より低い可能性を示唆。しかし警戒を緩めるべき時期ではないと述べ、改めてワクチン接種を呼びかけた。

多くの人たちがSNSなどで出回ったワクチン情報を信じ、新型コロナウイルスに感染し死亡した。死を免れても後遺症に長いあいだ苦しんでいる人もいる。ワクチンについて「どうしよう」と悩んでいるのであれば、医師に相談して慎重に検討すべきだろう。

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(文/Sirabee 編集部・マローン 小原

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