「ワクチンを打って」と懇願するコロナ重症患者も 医師が改めて接種を呼びかけ

「手遅れです」と患者さんに伝えるのは、本当につらいと医師は語った。

ワクチン・新型コロナウイルス

今もなお多くの国々で新型コロナウイルスの感染が拡大しており、重症化する人や死亡する人も少なくはない。そんな中、イギリスの集中治療医がワクチン未接種のまま感染・重症化した患者の様子を告白。その多くが病床で「先生、接種したい」と懇願することを明かした。

医師のコメントを『New York Post』などの海外メディアがまとめて紹介している。


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■「ワクチンを」と懇願する重症患者

イギリスの病院で集中治療医として勤務するトム・ロートン氏が、新型コロナウイルスに感染し重症化する患者たちの様子を、現地メディアに告白。

重症化する患者の多くがワクチン未接種だというが、容体が悪化して初めて医師に「先生、ワクチンを打ってください」と要求するのだと明かした。

だが感染・重症化してからでは、接種をしてもすでに手遅れだ。その事実を患者に伝えるたび、ロートン氏は胸が痛むのだという。

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■ワクチン接種の重要性

「ワクチン未接種の人たちがどんどん感染・重症化し、集中治療室に運び込まれてくるのです」というロートン氏は、世界中で感染が拡大しているオミクロン株にも言及。「ぜひブースター接種を受けてほしいと思います」と呼びかけた。

ロートン氏はまた「(オミクロンは)ワクチン接種済みの人、またコロナに感染経験がある人にもうつる可能性があります」と話すが、「ワクチンを接種しておけば感染しても軽症ですむかもしれません」とも述べている。

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■変異株の脅威