盛岡じゃじゃめん発祥の店『白龍』 複雑なうま味の秘伝味噌が絶品
盛岡三大麺のひとつ、じゃじゃ麺。3つの中では最も個性的なおいしさかもしれない。
■秘伝の味噌がおいしい
こちらが白龍のじゃじゃ麺。うどんのような麺を12〜15分を茹でるため、コシはなくかなり柔らかい歯ごたえ。麺は注文が入ってから茹でられるため、着丼まではラーメンなどより少し時間がかかると思っておいたほうがいい。
麺の上には、粗みじん切りにしたきゅうりと秘伝の味噌がたっぷり。ひき肉や椎茸に加えて、黒ごまがたっぷり入ったようなコクのある香りが。
付け合せは、おろしショウガと塊の紅ショウガ。テーブルの上にはおろしニンニクやラー油があり、「お好みでどうぞ」と声をかけてくれる。
■シメはスープに
味付けは上に乗っている味噌だけなので、味噌・きゅうり・麺をよく混ぜて食べる。味噌のコクと甘み、ごまの香ばしい香りが食欲をそそる。時間をかけて茹でられているので、熱々だ。
麺をほぼ食べ終わったところで、卓上にある卵を割り入れ、茹で汁を注いでもらうと「ちーたんたん」というスープになる。
少し麺や具を残して卵を入れるのがポイント。かきたま汁のようにホッとする美味しさだ。
■お取り寄せも可能
お店は岩手県庁近くの本店と分店に加えて、パルクアベニュー川徳、盛岡駅のフェザンにも支店がある。店舗では、持ち帰りや地方配送も可能。
また、Amazonや楽天でも購入可能。観光で訪れるにはまだ時間がかかるかもしれないが、元祖の味をお取り寄せしてみるのもいいだろう。
【白龍 本店】
住所:岩手県盛岡市内丸5-15
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(取材・文/Sirabee 編集部・タカハシマコト)