クリスマス料理の定番が七面鳥である理由をチコちゃんが解説 騒ぐ人が多すぎたから?

『チコちゃんに叱られる』でクリスマスにチキンを食べる理由を解説。ハメを外しすぎる人々を制限するためだった。

2021/12/25 13:00

チコちゃん

25日に放送された『チコちゃんに叱られる!!』(NHK)で扱われたテーマのひとつ、「なぜクリスマスにチキンを食べる?」に注目が集まっている。


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■ローマ時代の農神祭が起源

クリスマスとはキリストの生誕を祝う日とされているが、もともとは別のお祭りが起源とされている。古代ローマ時代、12月になると農業の神様に翌年の豊作を願う「農神祭(のうしんさい)」が行われており、これがやがてクリスマスに転じたと言われているようだ。

古代の農神祭が行われる12月17日からの7日間は、奴隷にも自由が与えられ、身分の違いを忘れて楽しむ祭りとして親しまれていた。これが4世紀まで時代を経るとキリスト教の指導者たちが布教の一環として12月25日をキリスト教の生誕を祝う日に制定した。

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■クリスマスに騒ぐ人を規制

無礼講なお祭りがクリスマスの起源だったのだが、中にはハメを外しすぎる人々も。お酒を飲んで騒ぐ集団たちは、お酒を求めて他人の家に勝手に上がり込んだり、酔っぱらいが教会を襲撃したり、ギャンブルに興じて裁判沙汰になったりしていた。

はしゃぎすぎるのは酔っ払いだけでなく、多くの人たちがクリスマス料理を食べ過ぎるという問題も発生。1213年にイングランドのジョン王が暮らす宮廷では、ワイン6,500L、豚400頭、ニシン1万5千匹、ウナギ1万匹といった量をこの時期だけで消費したという記録も。

大量の食べ物をすべて消費できるわけもなく、フードロスが発生した。14世紀、イングランド・エドワード3世はこれを問題視してクリスマス料理の食べすぎを防ぐ法律を作ることに。

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■プロテスタントの影響で七面鳥へ変化