性的暴行に猛抵抗した女性を惨殺 容疑者は「ダメだと悟った瞬間カッとなった」
強姦未遂事件も数多く起きている。万が一巻き込まれたとき、何としてもわが身と命を守りたいものだが…。
決して許されるものではない性的暴行。事件後、通報を恐れた加害者が被害者の命を奪うケースも多いが、このたびインドで起きた事件は、それともやや異なっていたようだ。
逮捕された加害者の男が警察に語った内容について、『Times of India』『Times Now News』などが報じている。
■独りで畑にいて襲われる
15日、ウッタルプラデーシュ州ブランズハハー地区のジャハーンギールという村で、50歳の女性が自身の畑で喉を深く切り裂かれ倒れているところを発見された。女性は病院に運ばれたが、3日後に死亡した。
女性は当時、ひとりで牛の飼料を刈っていた。遺体の発見者は息子で、警察は目撃情報などをもとにラリット・チャウダリーという男を殺人の容疑で逮捕している。
■性的暴行に失敗
警察の事情聴取を経て、チャウダリーはすべての容疑を認めた。同じ村民として被害者女性のことは知っていたといい、接近した目的は性的暴行だったが「果たせなかった」と話したという。
性的暴行事件では、加害者が口封じのため行為後に被害者の命を奪うこが多々ある。しかし、この事件の被害者は行為が未遂に終わったにもかかわらず殺され、遺体のむごたらしさは容疑者の激しい怒りを感じさせるものだった。
■ダメだとわかった瞬間に…
チャウダリー容疑者の供述によれば、力ずくで暴行しようとしたが被害者女性は抵抗し、決して男の体を受け入れようとはしなかった。
そのうち男性機能が萎えてしまったのか、容疑者は「ダメだ、うまくいかないと悟った瞬間に頭に血が上り、そこにあった斧で女性の首を切り裂いた」と話したという。
■未遂でも同様の恐怖
世の中では、強姦未遂事件も多発している。この事件では、女性が激しく抵抗して男の逆鱗に触れたが、仮に屈辱に耐えながら暴行を受け入れていたとしても、行為の後に安全に解放されるという保証はなかった。
万が一巻き込まれたとき、被害者はわが身と命を守るためにどうすればいいのか、犯人の性格もさまざまであるため、正解を見つけることは難しい。性的暴行事件の卑劣さ、恐ろしさを改めて感じさせる事件だったようだ。
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(文/Sirabee 編集部・浅野 ナオミ)