クリスマスの天気を気象予報士が解説 顕著な大雪で交通影響の恐れ
クリスマスは日本列島広範囲で大雪に警戒。突然のドカ雪に注意が必要。
■発達した雪雲は太平洋側まで
発達した雪雲は26(日)に太平洋側にまで流れ込み、大阪でも初雪となる可能性があります。少し前のデータでは神戸・大阪・奈良方面にしっかり雪雲が流れ込む予想となっていたのですが、最新データでは三重・滋賀・愛知方面に流れる予想を示すデータも出てきました。
日本海側の予報のブレは少なく、広範囲で大雪になる予想はカタい状況です。
しかし太平洋側についてはまだブレが大きく、今後も変わる可能性があります。最新の予報やレーダーなどを確認して、柔軟な計画を立てておくのが良さそうです。
■関東の平野部でも初雪?
一方で関東地方はというと、可能性は低いながらも、チラチラと雪が舞い初雪となる可能性があります。濃いグレーのエリアが、もしかしたら雨や雪が降るかもしれないエリアです。
関東で大雪になるパターンは、関東の南海上を低気圧が通過する、いわゆる「南岸低気圧」のパターンです。
しかし今回は南岸低気圧ではなく、非常に強い寒気の影響で突如雲がわきサーッっと雪が降るパターン。このパターンの時は大雪にはならないのですが、量が少ない分、どこで降るかの予測が困難です。
何も降らないにしても、日曜の最高気温は東京で6℃の予想。クリスマス翌日は極寒となりそうですので、完全防寒・装備でお過ごしください。
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(取材・文/Sirabee 編集部・千種ゆり子)