奪った1万7千円をATMで貯金した銀行強盗 「第三者に精神コントロールされ…」
この男は、いったい何がしたかったのか。珍しい強盗事件が話題を集めている。
大金とは言いがたいお金を要求し、奪うことに成功した男。しかしそのすぐ後に逮捕されていたことを、『TooFab』など海外のメディアが伝えた。
■顔も隠さず銀行強盗
アメリカ・デラウェア州を訪れた男(44)がある銀行に立ち寄り、窓口の女性職員に「金を出せ」と要求。指定した額は日本円で約1万7,000円と少額で、対応にあたった職員は戸惑いながらも要求された額をそろえて差し出した。
このとき男は「申し訳ないね」と謝罪し、マスクなどで顔を隠すこともないまま銀行を後にしたという。金を差し出した職員は、男が離れるのを待ってすぐに緊急通報ボタンを押した。
■奪った全額を貯金
通報を受けて駆けつけた警察は、現場のすぐ近くで腰を下ろしていた男を発見し、身柄を確保した。奪った金を出すよう命じたが、お金は持っていなかったという。
しかし所持品を確認したところ、事件を起こした銀行のカードを持っていたため、利用明細を調べてみることに。すると、事件直後に銀行のATMを使い、奪った全額を貯金していたことが明らかになった。