隣人の駐車マナーに腹を立てた男 火炎放射器で問題解決を試み逮捕
きっかけは些細でも積もり積もった怒りが爆発? 火炎放射器がネットで購入可能という事実も衝撃的。
アメリカ・フロリダ州に住む男性が近隣住民とのトラブルの末、子供3人を乗せた車に向かって火炎放射器を使用し逮捕された。現地メディアの『Gainsville.com』などが報じている。
■人が乗る車に火炎放射器
フロリダ州ゲインズビルに住むアンドレ・エイブラムス(57)はこのほど、隣人の乗る車に向けて火炎放射器を使用し、殺傷能力の高い武器による暴行など3つの重罪に問われている。
現在、エイブラムスは1万5,000ドル(約170万円)の保釈金を支払い、検察官が正式に刑事告発を行うかどうかの決定を待っている状態だという。なお、この件によるけが人は出ていない。
■きっかけは駐車マナー
エイブラムスがこのような蛮行に及んだ原因は、隣家の家族と駐車マナーをめぐって、度々言い争いになっていたことにあるようだ。
隣人の車に向かって火炎放射器を使用した際、車には運転手の他に3人の子供が乗っており、そのうちの1人であるネイタリア・ベイカーさん(16)は当時の様子を、「道路一面が明るく照らされて、夜なのにまるで昼間のようでした」と語っている。
■火炎放射器は誰でも買える
警察の調査で、エイブラムスが持っていたのは『XM42 Lite 火炎放射器』と特定されている。最大でおよそ7メートルの射程距離を持ち、オンラインで900ドル(10万円超)から購入可能だという。
アメリカでは、火炎放射器は一部の州を除いて購入および所有が合法であり、火器とはみなされていない。そのため購入を禁止する連邦法もないという。
■ご近所トラブルの経験は?
初めは小さな諍いが原因でも、長引けば厄介な事態に発展するのがご近所トラブルだ。
しらべぇ編集部が全国10~60代の男女1,789名を対象に調査したところ、全体の15.4%が「ご近所トラブルに巻き込まれた経験がある」と回答している。
今回のように武器を使って脅すのは論外としても、出口の見えない不毛な争いはお互いにとって損になる。トラブルを未然に防ぐ意味でも、周囲への最低限の配慮は必要だろう。
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(文/Sirabee 編集部・びやじま)
調査期間:2020年2月21日~2020年2月26日
対象:全国10代~60代の男女1,789名(有効回答数)