岩手・雫石で行列ができるジェラート店『松ぼっくり』 意外な失敗作も存在した
週末は駐車場待ちの行列ができるほどの人気店。牧草づくりから酪農まで一貫してものづくりを行っている。
乳牛の飼育頭数が北海道、栃木県、熊本県に次いで全国4位の岩手県。県内には個性あふれる中小の乳業メーカーもあり、「小さな酪農王国」とも呼ばれている。
盛岡市にも近い雫石町で、餌の牧草づくりから酪農家として牧場を運営、さらに搾ったミルクで作ったジェラートが、週末になると行列や渋滞もできるという人気店が松原農場『松ぼっくり』だ。
画像をもっと見る
■季節でも変わる多様なフレーバー
牛乳の味わいが最もストレートにわかるミルクや、人気のヨーグルト、チョコレートなどに加えて、「じゃがバター」「わさび」といった変わり種も。季節限定のフレーバーも含めた多様な味わいも人気の秘密だ。
ジェラートは、決して大きくはないお店の厨房で、ひとつひとつ丁寧に手作りされている。かぼちゃもお店で蒸されたものがジェラートに。
■変わり種も美味しい
いくつかのフレーバーを試してみた。ヨーグルトはまろやかながらすっきりした味わい。ミルクのコクのせいか、味にふくらみを感じる。このヨーグルト自体も自家製で、人気商品のひとつだ。
初体験のじゃがバターは、本当にじゃがバターを凍らせた感覚だが、最近流行りのコーンポタージュアイスのように、「意外とアリ」な美味しさだ。
わさび味に使われているわさびも、松原農場で育てられたもの。わさびの香りが鼻にツンと抜けるが、ミルクの甘さとマッチして美味しい。