ハタハタが砂に潜る姿がかわいすぎ 飼育員「餌にとてもうるさい魚」
投稿者は「ちょうど今の時期に秋田沿岸の藻場(もば)に産卵のために群れで集まってくる」と話す。
2021/12/17 17:15
秋田県民のソウルフード「ハタハタ」は、雷の鳴る冬の荒れた海で大量に獲られることから魚へんに「雷」で「鱩(ハタハタ)」と読む。また、雷神様が遣わした魚とされることから魚へんに「神」で「鰰」などとも書き、縁起の良い魚とされている。そんなハタハタのかわしらしい姿が話題を呼んでいる。
■深海魚のハタハタ
ハタハタの動画を投稿したのは、男鹿水族館GAO(秋田県男鹿市)の飼育員であるふぃっしゅさん。「通常は水深200~300メートルの深海の砂泥質付近に生息している。普通に泳いでいる個体もいれば、着底していたり砂に潜っている個体もいる」と話す。
また、「ちょうど今の時期に秋田沿岸の藻場(もば)に産卵のために群れで集まってくる」と語る。
■優雅に泳ぐ姿が魅力
ハタハタの魅力については「大きな胸びれで優雅に泳ぐ姿。潜るシーンもかわいいが泳ぐ姿に美しさがある。また、食べておいしいということも大きい」とふぃっしゅさん。
野生では主にアミ類や動物性プランクトンを捕食しているが、水族館では成長段階に応じて餌を変えているという。誕生から生後半年頃まではブラインシュリンプ、1歳まではアミエビ、それ以降はオキアミを1日1~2回適量を与えているそうだ。