同棲相手に別の女性と極秘結婚された女 強い恨みで傷害と服毒自殺を図り逮捕
この事件、悪いのは加害者の女だけだろうか。警察は被害者についても捜査を始めているという。
恋人との同棲を、「結婚の前段階」だと認識していたという加害者の女。結婚観そのものが保守的なインドでは、なおさらのことだろう。同棲していた男性に捨てられた女が、とんだ事件を起こしたことを『Times Now News』『Times of India』などが報じている。
■加害者も服毒自殺を図る
3日、インド・タミルナードゥ州のコインバトール市にあるアパートで、若い女が元交際相手の男性をナイフで刺し、隠し持っていた硫酸を振りかけるという傷害事件を起こした。
その後に本人も服毒自殺を図ったが死にきれず、騒動に気づいたアパートの警備員により、ふたりはコインバトール医科大学病院に搬送された。両者とも命に別状はないという。
■同棲を解消した理由
この事件で被害にあった男性はR・ラケシュさん(30)。逮捕された同州チェンナイ出身のP・ジャヤンティ容疑者(27)は既婚者で、夫と長く別居していたなかラケシュさんと出会い、熱愛関係に。ふたりは事件現場となったアパートで同棲していた。
だが容疑者が結婚願望を募らせると、ラケシュさんはそれを拒否。同棲は解消され、容疑者は根に持ったままカーンチープラムで暮らし始めていたという。
■衝撃的な男女関係が発覚
そんな中、ジャヤンティ容疑者はラケシュさんに関する衝撃的な事実を知った。「結婚は考えられない」と言っていたラケシュさんが、地元のケーララ州で妹の結婚式が行われた際に知り合った別の女性と3ヶ月前に結婚し、そちらに妻と暮らす本宅があるというのだ。
しかし、ジャヤンティ容疑者とも密かな関係を持とうと考えたのか、ラケシュさんは同棲していたアパートの契約を維持。事件の当日も、容疑者を「部屋に来ないか」と呼び出していた。
■借金の問題も
そこで「私と結婚して」と、再び結婚話を持ち掛けたジャヤンティ容疑者。話はこじれ、ラケシュさんはナイフで手を刺されたうえ、顔に硫酸を振りかけられた。左目の角膜にやけどを負っているという。
容疑者は取り調べのなかで、ラケシュさんが結婚の事実を隠して自分を含む2人の女性をもてあそび、傷つけていたことのほかに、貸した18万ルピー(日本円で約27万円)が返済されないことの被害を申し立てた。
現在、警察はラケシュさんの不正行為に関する捜査も行っているという。
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(文/Sirabee 編集部・浅野 ナオミ)