「すべって転んだ」男性のお尻の中に砲弾が… 爆発物処理班に出動要請する大事に
第二次世界大戦で使用されていた対戦車砲弾が、肛門から入ってしまうハプニングが起きた。
イギリス・イングランドの病院で、お尻の穴に砲弾が刺さってしまった男性のために爆発物処理のチームが出動したと、『The Sun』『Walesonline』などの海外メディアが報じている。なぜ砲弾がお尻の下にあったのだろうか。
■お尻の中に砲弾が
氏名非公開の男性患者は軍の記念品コレクターで、イングランド地方グロスターシャー州の王立病院を緊急外来で訪れた際に、「直腸に砲弾が刺さっている」と医師に報告している。
男性は部屋を片付けている最中、うっかりコレクションの上に「すべって転んでしまった」ために、長さ17センチ、直径6センチほどの実物の砲弾が、肛門から直腸へと入り込んでしまったそうだ。
■爆弾処理班が出動
お尻の砲弾が摘出中に爆発しては、男性はもちろん医師たちの命も危ない。そのため病院は、男性のために軍の爆弾処理班の出動を要請することを決定。
専門のチームが訪れた時には、すでに砲弾はお尻から取り出された後だった。しかし通常の医療行為ではあり得ないような危険物が関わっているということもあり、現場には警察も駆けつける騒ぎとなってしまった。
■実物はかなり巨大
専門家によると、男性のお尻に入っていた砲弾は第二次世界大戦時に使用されていた57ミリ砲弾。大人の手のひらよりも一回り小さいくらいの長さで、直径は一般的な掃除機のノズルよりも太い程度だ。
砲弾ということもあり、形状はお尻に入れる座薬そっくりではある。だが座薬とは桁違いの大きさ・重さの物体がお尻の中に入り込んでしまうとは、よほど強い勢いで砲弾の上に尻もちをついてしまったのだろうか。
■砲弾はレアケースでも…
肛門科のある病院のホームページなどで公開されている情報によると、肛門科にはしばしば変わったモノを肛門に詰めた人が訪れるようだ。たとえ興味本位や特殊な事情で入れてしまったとしても、患者の名誉のために「すべって転んだ」ことにしてくれるのだという。
この男性が、本当にたまたま砲弾の上に転んでしまったのかは定かではない。もし好奇心による行動だとしたら、実行の前に安全なことかどうかをよく考えるべきだろう。
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(文/Sirabee 編集部・びやじま)