気象庁、トカラ列島で発生した震度5強の地震を「他の事例と違う」と分析 

鹿児島・トカラ列島で震度5強の強い揺れを観測。気象庁はこれまでと異なるパターンだと説明する。

気象庁

9日11時5分、鹿児島県の島しょ群であるトカラ列島でマグニチュード6.0(速報値)の大きな地震が発生し、県内十島(としま)村で震度5強を記録。気象庁は12時過ぎからが緊急記者会見を行い、状況を詳しく解説した。


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■トカラ列島の場所

トカラ列島は、鹿児島県と沖縄県の間にある12島からなる島しょ群で、北東方面に屋久島や種子島、南に奄美大島が位置している。

最大都市は中之島で人口約160人。移動は主に鹿児島港と島々を週2回ほど結ぶフェリーである。

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■今後も地震に注意

同庁地震火山部地震津波監視課長の束田(つかだ)進也氏は、「津波による被害の心配はない」とした上で、「この地域では過去にも地震活動が継続している例がある。当面の間、同程度の地震に注意が必要」とアナウンス。

また鹿児島周辺の火山の状況については「現在のところ、この地震によって特段の変化が現れていないと聞いている」と説明した。

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