南ア渡航歴ない医師が帰国数日後にコロナ陽性 英国でオミクロン株感染を確信
イスラエルの医師が、ロンドンでの医学会に出席した過程で、新たな変異株に感染したと語っている。
■マスク着用に対する温度差
学会の主催者であるEuropa Groupは、学会開催にあたりイギリス政府が定めたすべてのプロトコルが遵守されていたと主張。会場に入るには有効な健康証明書を提示する必要があり、マスクの着用を要請をしていたと話す。
しかしながら、マオ医師が撮影した写真には、参加者の中にもマスクをしていない人が散見された。またマオ医師自身も、イギリスで日々移動に使用した公共交通機関の中で、全員がマスクをしているわけではないことに気づきひどく驚いたという。
■すでにヨーロッパに蔓延か
11月30日、南アフリカがWHOにオミクロン株について報告をした11月24日よりも前に、すでにオランダに入っていたとの発表が当局からあった。
今回のマオ医師の感染からも、変異株の起源や、どれほど前からイギリスおよびヨーロッパに入り込んでいたかという情報が覆され、現在実施されている渡航制限の有効性にも疑念が生じている。
イスラエルでオミクロン株に感染した3人目、そして南アフリカへの渡航歴がない人の中では初の感染者となったマオ医師。ファイザー社のワクチンを3回接種しており、「可能であればブースター接種を奨励する」と取材に答えているそうだ。
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(文/Sirabee 編集部・原田パラン)