南ア渡航歴ない医師が帰国数日後にコロナ陽性 英国でオミクロン株感染を確信
イスラエルの医師が、ロンドンでの医学会に出席した過程で、新たな変異株に感染したと語っている。
イスラエルの医師が、新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」への感染を発表。行動歴からロンドンでの学会参加中に感染したと考えられると発言したことで、大きな話題を集めている。『Daily Mail UK』『Mirror』など海外メディアが報じている。
■イギリスの医学会に参加
イスラエル・テルアビブ近郊のシェバメディカルセンターで循環器専門医を務めるエラド・マオ医師(45)は、イギリス・ロンドンのエクセル展覧会センターで開催された「PCR London Valves」という医学会に出席した。
学会は11月21日~23日の3日間にわたり開催され、最終日の23日には合計1,250人が参加した。マオ医師は、11月19日にロンドンに到着し、4日間ホテルに滞在。ホテルから会場までは、地下鉄と鉄道を利用したそうだ。
イギリスに到着後の20日、21日、そして帰国後の24日にテルアビブで、計3回受けたPCR検査のいずれも陰性だったという。
■ロンドンでの感染を確信
しかし、帰国後数日してから発熱、筋肉痛、のどの痛みなど新型コロナウイルスの症状が現れたため、再度PCR検査を受け、11月27日に感染が判明した。
現在は自宅で自主隔離中のマオ医師は、PCR検査で陽性が出るまで日数がかかった理由を「学会の最終日に感染したと考えるのが妥当でしょう。空港でかもしれないし、学会でかもしれない」と話し、ロンドンで感染したことを確信しているという。
さらにマオ医師は、帰国後にオミクロン株陽性となった69歳の同僚に、自分が感染させてしまったかもしれないとも語っている。だが、ロンドンまでともに旅した妻や子供は、陽性反応も症状も出ていないそうだ。