庭で毒グモに噛まれた60代男性 激痛に耐えかねた脚が壊死し切断に
「大したことではない」と考えていたのに、痛みはどんどん強くなり、歩けなくなった。
外で虫に噛まれたり刺されたりした経験は、おそらく誰にでもある。しかしある中年男性は毒グモに噛まれ、耐え難い痛みと大手術に耐えるはめになってしまった。
男性が脚を失うまでの衝撃的な経緯を、『The Daily Star』などの海外メディアが伝えている。
■脚に感じた痛み
オーストラリアで暮らすスティーヴン・クレイカーさん(62)が、庭で何かに噛まれた。すぐには気づかなかったスティーヴンさんだが、あとになって脚にできた黒い点を発見。「これは埋没毛だな」と判断したという。
すぐに良くなると考えていたものの、それとは真逆の運命が待ち受けていた。スティーヴンさんの脚にあった小さな傷は、危険なクモに噛まれてできたものだったのだ。
■抗生剤を飲んだものの…
何も知らずにいたスティーヴンさんは傷を放置していたが、しだいに痛みが増し我慢できなくなったことから病院に駆け込んだ。
その後しばらくは抗生剤と鎮痛剤を飲んで様子を見ていたところ、痛みはひどくなる一方で、傷に気づいた3日後には歩行さえ不可能になっていた。
救急車で病院に搬送されたスティーヴンさんを診察した医師は、「重症感染を起こしている」と判断。すぐに入院し、治療を受けることになった。