救急隊に寄せられる“想定外のクレーム”がネットで話題に 「そんな人が…」

歌手・鬼束ちひろ容疑者が救急車を蹴ったとして逮捕されたが、救急隊員を待ち受ける受難は他にも…。

■別の要望も

緊急車両におけるサイレンの音量は、国の定める「道路運送車両法」保安基準第49条(細目を定める告示)において「その自動車の前方20メートルの位置において90デシベル以上120デシベル以下であること」と決められており、全国一律だ。

前出の総務省消防庁消防救急科は「うるさいという苦情はありますが、同時に“音が聞こえづらいので大きくして欲しい”という要望もあります」と続け、「現地に向かう隊長の判断で、住宅街に入ったら音を小さくするというケースもありますが、基本的には変えないケースがほとんど」と、ルールの範囲内で運用していることを強調した。


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■「悪く思わないで」

今回のツイッター投稿は、その後1.5万リツイート、4.3万いいねが入るほど拡散。ネット上では「うるさいとは思わないけど…」「そんな人がいるんだ」「数秒のサイレンを悪く思わないで」と投稿主の意見に同調する声が大多数を占めている。

過去には「鐘がうるさい」とクレームが入り、歴史ある除夜の鐘を泣く泣く取りやめた寺院もあった。何が必要で、何が不要か、答えは出ているようにも感じるが…。

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(取材・文/Sirabee 編集部・キモカメコ 佐藤

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