勝因は「鋭い勘」と「強い予感」? 宝くじ初挑戦の女性が282億円に当選
勘が鋭い人たちは、宝くじにも強いのか。「ここは勝負のタイミング」と直感し、初めて挑戦してみたそうだ。
この世の中、特に賭け事やゲームにおいては「ビギナーズラック」という現象が度々起きている。 しかし本人が「これは絶対勝てると思った」と話すことは、めったにないのではないだろうか。
このほどフランスの宝くじで、ある女性が驚くような高額当選金を獲得した。ちょっと興味深い話題を『The Sun』『X News』などの海外メディアが報じている。
■勝者はタヒチ島に暮らす女性
フランスの国営宝くじ『フランセーズ・デ・ジュー(Française des jeux)』。ここのユーロミリオンズという宝くじで、なんと2億2,000万ユーロ(日本円で約282億円)の高額当選者が出た。
勝利の女神がほほ笑んだのは、フランス領ポリネシアのタヒチ島に暮らす匿名の女性。1991年からは同島でも購入できるようになっていたといい、祖父が宝くじファンではあったが、自分で買うのは初めてだったそうだ。
■キャリーオーバーが続き…
ユーロミリオンズは、7桁のラッキナンバーを当てるもの。当選者が出なければ賞金は翌週に持ち越され、日本円で200億円もの高額になることもあるため、毎週約1,500万人が購入すると言われる人気の宝くじだ。
このたびもキャリーオーバーが続いたことで賞金が膨れ上がっていたといい、282億円というあまりの高額賞金に、フランス国営宝くじ協会は特別なチームを編成。タヒチ島に彼らを派遣し、女性の口座に賞金が入金されるまでを見守ったそうだ。
■勝因は鋭い勘と強い予感
当選した女性は、「私が宝くじに挑戦するなんて、とても思い切った行動でした。でもそのとき私のなかに、ここは勝負のタイミングだ、きっと当たるという強い予感があったのです」などと話した。番号を選ぶときにも、妙に鋭い勘が働いたそうだ。
しかし実際に的中したとわかると、「安全な場所にチケットを隠さなければ、きっと恐ろしいことに…」と恐怖心にかられ、ベッドの下や服の中など保管場所をあれこれ変え、落ち着かない日々を過ごしたという。
■堅実な性格の持ち主
驚くほど高額な当選金の今後について、女性は「世界中を旅行し、雪にも触れてみたいです。全大陸に一軒ずつ家を建ててみたら、あとは慈善団体に寄付して…」と計画を口にした。
人々は「勘が鋭い人たちはやはり宝くじにも強いのか。あまりにもうらやましすぎる」と話題にしているが、女性は「私は質素な暮らしが好き。それを変える気はありませんし、仕事もずっと続けていきます」とも話している。
彼女は地に足のついた、大変堅実な女性でもあるようだ。
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(文/Sirabee 編集部・浅野 ナオミ)