予約注文したピザが提供されず… キレた男2人組がピザ店を襲撃する暴挙に
注文システムのトラブルが原因で、予約が消失。説明されても客の怒りは収まらず…。
アメリカ・ユタ州のピザ店を訪れた2人組の男性客が、注文したピザが遅れたことを理由に、店に向かって何度も銃撃を行った。『The Sacramento Bee』『Fort Worth Star-Telegram』などの海外メディアが報じている。
■予約したピザが用意できず
地元当局によると、今回の事件で逮捕されたのは、直接銃撃を行ったポール・フラカソ(32)と連れの男の2名だ。
2人は午後7時頃にユタ州のピザチェーン店『Papa John’s Pizza』を訪れ、自分たちが電話で注文したピザを受け取ろうとした。すると従業員は、「店のシステムがダウンしていたため、ピザはまだ用意できていない」と答えたという。
■警察登場で幕引きと思いきや…
従業員は2人に対して、店頭で新たにピザの注文を受け付けることはできると説明した。しかし、その対応に納得の行かなかった2人は怒りだし、店側から警察に通報されるまでピザ店に居座り続けた。
そうして騒動は幕切れかと思いきや、怒りの収まらなかった男たちは午後8時45分頃、再び店に戻り、所持していた拳銃で5、6発の弾丸を店内に向かって撃ち込んだという。
■従業員に大きなけがはなし
銃撃があった当時、店には3人の従業員が働いていた。1人は割れたガラスの破片に当たってけがをしたが、銃弾は誰にも当たらなかったという。
銃撃の直後、1人の従業員はバイクに乗って逃げる男の姿を目撃しており、その顔が「先ほどまで店にいたクレーマーに似ていた」と警察に証言。逃走した2人は警察の捜索によって逮捕、拘束されることとなった。
■怒りを収めるのは難しい?
しらべぇ編集部が全国10〜60代の男女1,789名を対象に調査を実施したところ、「怒りの感情がなかなか収まらない」と答えた人は全体の44.5%だった。
半数に近い人は、怒りを簡単に忘れることができないという結果だ。
■アンガーマネジメントに注目も
こうした店先でのトラブルはSNSでも頻繁に見られており、どうしても納得のいかない出来事に対して暴挙とも取れる行動を取ってしまう人は少なくない。
感情が爆発して取り返しのつかないことになる前に、自分なりの発散方法を見つけるなど、怒りの感情との上手な付き合い方を覚えるのがいいだろう。
怒りをコントロールする方法として「アンガーマネジメント」が注目されており、カッとなってしまったら冷静に6秒カウントする「6秒ルール」なども存在する。だが怒りの中には、時間がたつほど増幅されるものもあるのが難しいところだ。
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(文/Sirabee 編集部・びやじま)
調査期間:2020年2月21日~2020年2月26日
対象:全国10代~60代の男女1,789名(有効回答数)