「コロナ禍でつらい1年だったから」 花屋の女性からの贈り物に住民ら大感激
花屋が用意した、色とりどりの美しい花々。それを街で見つけた人たちから、喜びの声があがった。
今年も、新型コロナウイルスが多くの人々を苦しめた。大事な人や家族、仕事、健康などを失い、苦しい気持ちを抱えたままどうにか頑張っている人も多い。
そんな中、花屋を営む女性が一念発起。あるステキなアイデアを思いつき実行に移したことを、『Metro』などイギリスのメディアが伝えた。
■花屋を営む女性の願い
イギリスで暮らすアマンダ・ミースさん(44)は、小さい頃から花が大好きだった。学校から帰るとすぐに両親が営む花屋に行き手伝っていたこともあり、2009年には自分の店を持ち仕事に励むようになったそうだ。
しかし2020年には新型コロナウイルスの感染が世界的に拡大し、人々の日常は激変。「今こそ不安でいっぱいの人たちを笑顔にしたい」「キレイなお花を届けたい」と考えたアマンダさんは、あるアイデアを思いついた。
■美しい花を街の人へ
人々に無料で提供するブーケを用意したアマンダさんは、「街のあちこちにこれを置いて、見つけた人に差し上げよう」と考えた。このアイデアとブーケの置き場所に関するヒントをSNSで発表したところ、多くの住民に喜ばれたという。
ある男性は、買い出しに行く途中でブーケを見つけて大喜び。それを病気の家族に寄り添う看護師にプレゼントしたところ、とても喜ばれたそうだ。
この男性はアマンダさんに、「ちょっとした善意で、人は笑顔になれるのですね」「あなたのおかげで『より善良な人間にならなくては』という気持ちになれました」とメッセージを送ったという。