宇宙ステーションの謎をチコちゃんが解説 「無重力だから」ではなかった?
『チコちゃんに叱られる』宇宙ステーションで宇宙飛行士たちが浮いている理由を解説。実は落ち続けていた。
26日に放送された『チコちゃんに叱られる!!』(NHK)で扱われたテーマのひとつ、「宇宙ステーションで体が浮くのはなぜ?」に注目が集まっている。
■重力はほとんど変わらない
テレビで宇宙ステーションの映像を見ると、宇宙飛行士たちがぷかぷか浮いている。
この問題の答えは、つい「無重力だから」と答えたくなってしまうものだが、宇宙ステーションは地上から400kmを辺りを飛んでおり、重力は10%ほどしか小さくなっていないようだ。
地球の重力は地球から離れるほど弱まるが、宇宙ステーションくらいの高さだとまだまだ重力の影響下になる。
■常に落ち続けている
解説の日本科学未来館の松岡均さんは、宇宙飛行士たちがぷかぷかしていることについて、フリーフォール状態だという。フリーフォールでは体が浮く体験ができるが、あの状態を持続しているのが宇宙ステーション。
そして、宇宙ステーションとともに中にいる人が一緒に落ちているというのがポイント。ものが落ちている時は、重力を感じていない無重力状態になっている。
飛行機を急降下させて無重力状態を意図的に作る実験では、機内においたりんごの重さは計測不能のゼロ状態となった。これが宇宙ステーションでも起こっている。