就職内定直前に母親が人事部に断りの電話 息子は「過干渉な親と絶縁したい」
うるさく干渉されるほどに、じつは距離が開いていく親子の関係。
わが子のやることなすこと全てを監視し、結果のひとつひとつに一喜一憂する母親。異様に過保護で過干渉な母親に苦しんでいるという若い男性が、海外の掲示板サイト『Reddit』に悩みを告白し、注目を集めている。
■登録自体が取り消しに
『Reddit』に匿名で悩みを相談したのは、「長く憧れていた先から就職の内定がもらえる寸前だったのに、母親にダメにされた」という若い男性。
最後の面接の感触は良く、その結果が来るのを楽しみ待っていたが連絡がなく、どうしたのかと自ら人事部に問い合わせてみたところ、とんでもない事実が発覚した。登録が取り消されていたというのだ。
■母親の表情は暗かった
納得がいかず男性が説明を求めると、「あなたのお母様から人事部に連絡があり、そう依頼されました」という返事だった。
希望していた先から内定が得られるかもしれないと両親に話した際、考えてみれば母親の反応は悪かった。自宅を出て遠くに暮らすことになると話すと、寂しくてたまらない様子だったという。
しかし、本人に無断でそのような暴挙に出るのは親でも許されることではない。男性は母親に対し激怒した。
■「頭にきて当然」の声
『Reddit』に「両親の元を離れることになっても、私は望んでいた仕事に就きたかった。母親とはしばらく口も聞いていません。父は『許してやってくれ』と言いますが、縁を切りたいほど」とつづった男性には、大勢から「怒って当然。それが正常」というコメントが寄せられた。
「人事部に真実を説明してみては」と提案する人も多いが、「過保護で良識のない身内がいるとわかられてしまった以上、採用を敬遠されるのでは」という声もあるようだ。
■過保護な親をどう思う?
いい年齢になった子供に対しても、やけに過保護で過干渉な親がたまにいる。それは他人にどういった印象を与えているのだろうか。
しらべぇ編集部が全国の20~60代男女1,343名を対象に意識調査を行ったところ、「自分もそうだ」「共感する」「理解はできる」とした容認派は合わせて39.2%。一方、「違和感がある」「おかしいと思う」の否定派は60.8%という結果になった。
うるさく干渉されればされるほど、じつは距離が開いていく親子の関係。しかし健康に関することだけは別だろう。「大きくなり独立した後でも、しつこく注意してしまう」と話す親は多いようだ。
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(文/Sirabee 編集部・浅野 ナオミ)
対象:全国20~60代の男女1,342名(有効回答数)