ウツボが穴と間違って口の中に入る? 担当者は「初めて見た珍しい出来ごと」

担当者は「遊ぶということはありえない。何を意図しているのかは誰もわからないと思う」と話す。

ウツボ

とがった口、鋭い歯など、そのどう猛な姿から「海のギャング」と呼ばれるウツボ。また、岩礁に住み、空洞(うつぼら)がなまって、ウツボと名づけられたといわれている。

日本近海では、どこにでも生息しているが、それを食べるのは四国近辺と和歌山県の一部のみ。そんなウツボの貴重な姿が話題を呼んでいる。


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■体長約1.7メートル

撮影に成功したのは「すさみ町立エビとカニの水族館」(和歌山県すさみ町)の平井さん。「大きいほうのニセゴイシウツボは、体長が約1.7メートル。2015年の開館時からいるが、このような姿は初めて見た」と驚きを隠せない様子。


また、「前日にはすさみ沖でとれたニセゴイシウツボを、同じ水槽に入れたところ大げんかし、噛み殺しそうな勢いだった。なぜ、違う種類は噛まないのか謎」と話す。

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■遊んでいる訳ではない

さらに、「遊ぶということはありえない。何を意図しているのかは誰もわからないと思う。同じ水槽の中にいるという特殊環境が影響しているのかもしれない」と語った。約13種類、40個体のウツボが同じ水槽で暮らしているそうだ。

海底探検潜水艦

エビとカニの水族館は、廃校になった地元中学校の体育館を水族館に改修し、2015年9月にリニューアルオープン。エビ・カニを中心に約150種、1,000個体を展示中だ。

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