名門大学で寮の11階から女子学生が転落死 遺体は廃棄物処理施設へ
ダスト・シュートを利用した際にゴミ箱を落としそうになり、身を乗り出したことが考えられるという。
人生はわが身にいつ何どき、どんなことが起きるか誰にもわからない。19歳の若さで、あまりにも気の毒な最期を迎えてしまった女子大生の話題が、アメリカから飛びこんできた。『NBC News』『abc News』などが報じている。
■ゴミの山に若い女性の遺体
11月12日、ペンシルベニア州センター郡にある大型のリサイクル・廃棄物処理施設において、ごみ収集車が運び込んだ大量のゴミの山に人の遺体が混じっていることを施設の職員が発見した。
遺体は若い女性で、通報時にはすでに死亡していた。
■最後に目撃されたのは女子寮
警察が遺体の身元を調べたところ、米国東海岸の名門州立大学のひとつである、ペンシルベニア州立大学に通っていたジャスティン・グロスさん(19)と判明した。
ジャスティンさんは、11月10日の夜に大学の女子寮で目撃されたのを最後に、翌日は大学を欠席するなど行方不明となっていた。
■身を乗り出して転落か
警察は学生寮内の防犯カメラを確認した。するとそこには、同日の午後11時30分ごろ、彼女が自室のゴミ箱を抱えて11階の廊下を歩き、ゴミ処分室に入る姿が。しかし、そこを出て部屋に戻る姿は確認できなかった。
そうした状況から、警察はジャスティンさんがゴミ箱の中身をダスト・シュートに捨てた際、ゴミ箱を落としそうになるなど何らかの理由で身を乗り出し、自身も転落した可能性があるとしている。
■1階の大型のゴミ集積容器へ
ダスト・シュートは高層建築物に設置されているゴミの滑り台のような装置。各階で捨てられたゴミはチューブ内を通って一番下の階に設置された大きな容器に落ちるようになっており、中身はそのままトラックで廃棄物処理施設へと運搬される。
ジャスティンさんの遺体は現在センター郡検死局で司法解剖が行われているが、当時ゴミ処分室にいたのが彼女1人だけだったことから、現時点で事件性を疑う要素はないとのことだ。
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(文/Sirabee 編集部・浅野 ナオミ)