まるで出土したかのような“レゴ製土偶”が凄い 作家は「完成までに6時間」

作者は「幼い頃からレゴで遊んでいたことで、立体を完成させる力が身についた。デザインという面でも今の仕事に生きている」と語った。

レゴ製土偶

土偶とは、人の形をした土製の焼き物で、女性を誇張、あるいはデフォルメした像が多い。縄文時代の後期にもっとも発達し、様式化した各種の土偶が登場した。また、土偶は眼鏡をかけているように大きく表現された目に特徴がある。

北方民族のイヌイットが、雪中の光除けに着用した「遮光器」に似ていることから「遮光器土偶」と呼ばれ、東北地方の晩期土偶の特色となっている。そんな土偶をレゴを使って完成させた作家がいる。

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■制作に6時間

グラフィックデザイナーのteraumaさん(33)は、レゴ歴30年で幼い頃から時間があればレゴを使って遊んでいたという。今回の土偶は、製作に6時間ほどかかったそうで、デザインはレゴ専用の3Dソフトを使用。

約200のレゴパーツを使って組み立て、土偶を完成させた。また、3Dソフトを使うことで、自分が所有していないレゴパーツの発注もできるそうだ。

全体の半分は自分がすでに所有しているものを使用し、それ以外については、世界各国のレゴコレクターからパーツを購入。そのため、すべてが手もとに届くのに約3週間かかったという。

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■1万パーツ以上を所有

大人になってからそろえたものを中心に、現在所有しているレゴパーツは1万以上。箱に入ったレゴを買ってくると、すぐにバラして棚に色ごとに整理。組み立てたものについては、完成後写真を撮ってバラしてしまうことが多いという。

レゴ

仕事部屋の半分は、レゴ部屋となっているが「いつか部屋全体をレゴ部屋にしたい。棚に完成したものを飾り、パーツもすぐに取り出せるようにし、真ん中でレゴづくりができたら、最高」と話す。

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■レゴで学んだものとは