「熱すぎてやけどした」 スープを女性店長の顔にぶちまけた女を刑事告発か
店長は「ストレスのはけ口が欲しかっただけのようにも見えた」と、感想を述べている。
熱々のスープをいきなり飲んで口の中をやけどした場合、それは料理を提供した店のせいなのか、それとも客の不注意のせいなのか。店長に苦情を入れた女が感情を激高させ、とんだ蛮行を働いたことを『KCEN-TV』『KIRO-7 News』などが報じている。
■カジュアルなレストランで…
その事件は今月7日の午後1時過ぎ、アメリカ・テキサス州のテンプル市にあるカジュアルなメキシコ料理店『ソル・デ・ハリスコ(Sol De Jalisco)』で起きた。
店内の上方に設置されている防犯カメラが捉えていた映像が公開されているが、白いTシャツを着た女が男性1人を従えてカウンターに現れ、ジャネル・ブローランドさんという女性の店長を激しく責め立ていることがわかる。
■スパイスでダメージを負う
女は右手に問題のスープを持ち、「スープが熱すぎてプラスチックのふたが溶けた。これでは手も口も大やけどする」と苦情を訴え、揚げ句の果てに中身をブローランド店長の顔面に勢いよくぶちまけた。
スープはやや冷めておりやけどは免れたが、強いスパイスのせいで店長は眼球と鼻の粘膜にダメージを負い、強い痛みと鼻血で治療を受けたという。
■ストレスのはけ口探し?
ブローランド店長は後にTikTokに動画を投稿し、事の一部始終について「彼女はストレスのはけ口が欲しかっただけという気がします。数分間ひたすら怒鳴り声をあげ、私や従業員を罵倒したのです」と説明した。
お詫びとして、その日の飲食代を無料にし、無料食事券を贈りたいと申し出たが、女はまったく聞く耳を持たなかったそうだ。
■以後は出入り禁止に
さらにブローランド店長は「従業員や他のお客様を守りたい」として、その女の永久追放を決定。サービス業に従事する人々の権利向上のため、悪質なクレーマーに対しては、毅然とした態度で臨む必要があるとしている。
その後、警察も被害届を受理。氏名などは一切明かしていないが、暴行事件として女の刑事告訴を検討している模様だ。
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(文/Sirabee 編集部・浅野 ナオミ)