育児に関する新たな研究結果が話題 積極的に参加する父親は脳の構造が違っていた
子煩悩な父親とそうでない父親。先天的か後天的かはわからずとも、ある違いが明らからになった。
■生物学的なひもづけ
研究を率いたパスカル・ヴルティカ医師はこの結果に対し、「今回の研究結果で、父親自身のお世話に対する考え方の痕跡が脳の深い部分に及ぶことを、明らかにできたと思います」と語る。
医師は続けて、「母親たちと同じように、父親も生物学的に親になることについてひもづけがされている」「父親たちがよりさまざまな場面で育児に関わること、そしてそうしたい父親たちをサポートすることは、適切で意味のあること」と考えを述べた。
■過ごした時間か先天的なものか
しかしながら、今回の研究では子供と過ごす時間に比して視床下部が大きくなっていったのか、生まれつきそうだったのかはわかっていないそうだ。
研究チームは、父親と子供たちの関係性について、理解を深める一助となる研究結果であることを願っているという。
・合わせて読みたい→不良グループに絡まれた息子を救おうとした父親 自身が瀕死の重傷を負う事態に
(文/Sirabee 編集部・原田パラン)