ワクチン接種会場でセラピードッグが活躍 子供たちに寄り添い不安ぬぐう存在に
かわいい犬に癒やされ、不安も軽減。接種会場からは、喜びの声があがっている。
■子供たちの意思を尊重
セラピーアニマル団体の関係者は、保護者の一存でワクチン接種を決める子供が多い点を指摘。
「それゆえに不安を感じたまま会場に来るお子さんもいますが、犬が寄り添うとリラックスして、良い笑顔になるのですよ」「接種後に『おうちに帰りたくない』と泣いてしまう子もいるほど」と話した。
なお、セラピードッグに寄り添わせるかどうかは、親ではなく子供が自分で決める。「ワンちゃんと一緒がいい?」「決めていいんだよ」と選択肢を与えることは、子供たちの精神的な安定につながるという。
■「新型コロナで子供が不安」4割近く
しらべぇ編集部が全国10〜60代の子供がいる男女773名を対象に調査したところ、全体の35.4%が「新型コロナウイルスの影響で自分の子供が不安を口にしている」と回答した。
親が副反応に苦しむ姿を見た子供たちが、「感染はイヤ」「でも接種はもっと怖い」と感じても不思議ではない。そんなとき、かわいい犬が寄り添ってくれたとしたら、不安な気持ちもずいぶん和らぐのだろう。
ただし、犬を含む動物にアレルギー反応を起こす人がいるケースもあるため、接種会場に動物を入れることについては意見が割れそうだ。
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(文/Sirabee 編集部・マローン 小原)
対象:全国10代~60代の子供がいる男女773名(有効回答数)