警察署が持て余す大量の盗品アニメグッズ 持ち主不明ならヴィンテージでも廃棄
オークションや寄付では駄目? 大量のお宝グッズが、あえなく破棄処分になるかもしれないという。
アメリカ・シアトルの警察署に集められた、大量のヴィンテージコミックやアクションフィギュアの数々。持ち主が見つからなければすべて廃棄処分になってしまうかもしれず、マニア泣かせなニュースを『ICV2』『Bleeding Cool』などの海外メディアが報じている。
■盗まれた大量のグッズ
シアトルの警察当局は、10月に押収したトラックから盗品と見られる大量のアニメやマンガ関連のグッズが見つかり、現在その持ち主を探している。
押収物の中には、ヴィンテージと呼ばれる価値の高いコミック本やキャラクターのアクションフィギュア、世界中で人気を集めるファンコ社製の『POP!』と呼ばれるフィギュアシリーズなども含まれているというのだ。
■届け出なければすべて破壊
こうしたグッズについて当局は、「自分の物であると思う人は連絡をして」と呼びかけている。しかし持ち主からの連絡がない場合は、警察署の規定によって、すべて破壊処分となってしまうそうだ。
盗まれたグッズの中には、二度と手に入らないものもあるかもしれない。また持ち主が見つからなかった場合は、オークションにかけるなどすれば、誰かの手元には残る可能性があるのにだ。
■どこかに寄付では駄目?
これに対して海外のSNSでは、「せめて本は図書館に寄贈して…」「オークションにかけて売上を慈善団体に寄付すればいいのに」「どうして破棄なんだ?」と、多くの人から処分に反対する声が上がっていた。
ほかにも「自分のだって主張してみるわ」「奇遇だな、俺も同じこと考えてた」といったコメントや、「盗まれた人は恥ずかしくて名乗り出られないのかな」という意見も寄せられている。
■アニメは子供だけのものじゃない
SNSの意見の中には「アニメ趣味が恥ずかしくて名乗り出られない」というものもあった。しかし、しらべぇ編集部が全国の20~60代の男女1378名に調査を行ったところ、「アニメは子供が見るものだと思う」と回答した人は約20%という結果だ。
これは日本がアニメやマンガ大国であるからという要因もあるだろうが、今や大人も堂々とアニメに熱中する時代。今回見つかったグッズの数々も、無事に持ち主の元に返却されることが願われる。
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(文/Sirabee 編集部・びやじま)
対象:全国20~60代の男女1378名(有効回答数)