体外受精時に受精卵を間違われた2組の夫婦 生後4ヶ月で互いの子を交換
受精卵の戻し間違いにより翻弄された夫婦と赤ちゃんたち。関係者全員が、難しい決断を迫られた。
体外受精で妊娠、出産した夫婦。何かがおかしいという疑念をぬぐい切れずにDNA鑑定を行うと、他人の子供だったことが判明した。『Daily Mail UK』など海外メディアが報じている。
■生まれた時からの違和感
音楽家のアレクサンダー・カーディナーレさん(41)とその妻ダフナさん(43)は、2019年9月、5歳の長女に続く第2子となる女の子を出産した。
しかしアレクサンダーさんは、生まれてきた赤ちゃんを見て瞬時に、「自分にも妻にも似ていないな」と感じたそうだ。
そしてダフナさんも「私たちと全然違って見えたのです。でも、自分のお腹で育てて出産したので、親しみはありました」「何も問題ないのだと、夫と自分自身を説得しようとしていました」と、当時の心境を語っている。
■他人からも指摘された違い
夫婦はなんとか納得しようとしたものの、体外受精で授かった子であることからも、疑念を拭うことができなかった。さらに赤ちゃんを見た人たちから、「全く似ていない」「そもそも人種が違うように見える」などと言われたことで、追い打ちをかけられたという。
だが疑念や他人の声をよそに、赤ちゃんにメロメロになった夫婦は、ともに過ごす時間を至福と感じていたそうだ。