小屋の中で食糧あさる熊と遭遇　60代女性が投げつけたモノで九死に一生

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■熊はドアを開けて侵入

大出血していた女性はすぐに病院に搬送され、首、背中、腕、胸などにできた傷の手当をしてもらった。腹部にもずいぶん深い傷ができていたため、脾臓に傷がついた可能性を危惧したというが、命にかかわるケガは負っていなかった。

一家は小屋に到着したばかりで、食べ物や生ゴミは台所にも置いていなかったとのこと。しかしアボカドをいくつか持ち込んだため、匂いに気づいた熊が寄ってきた可能性があるようだ。

またドアの鍵を閉め忘れていたことから、熊が器用にドアノブを回し、小屋に侵入したとみられている。

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■発見・捕獲なるか

襲われた女性はメディアの取材を受け、「捕獲されるまで、あの小屋にはもう行けません」「あの熊は小屋に食べ物があることを知っているし、ドアの開け方だって覚えているはず」「それに人間を恐れてもいないのです」と話した。

当局は、DNAの情報を頼りに小屋に出没した熊の発見・特定を目指すといい、捕獲後は安楽死させる予定とのこと。それ以外の熊を見つけた場合には、安全な場所に連れて行き逃がす予定だという。

熊が食べ物の場所を覚えると何度でもやってくる可能性があるというから、キャンプなどで森や山に入る人は、食料・残飯・ゴミをしっかり管理しなくてはならない。