レジ袋有料化より効果的? 「使用済みシェーバーリサイクルプログラム」がスゴい
いつも使っている電気シェーバー、正しく処理していない人は意外と多いらしい。
■電気シェーバーを正しく処理していない人は多い
電気シェーバーのブランドであるブラウンの消費者調査によると、電気シェーバー利用者の7割が正しい廃棄の仕方を知らず、持っている(いた)人の 44.7%が、電気シェーバーを家庭ゴミとして捨てていることが判明。
しかし、電気シェーバーは、2012 年 8 月 10 日に制定された使用済小型電子機器等の再資源化の促進に関する法律、通称「小型家電リサイクル法」の対象品目に指定されている。そのため、本来は適正な処理を行って処分しなければならない。
■使用済みシェーバーリサイクルプログラム
この、約半数もいる誤ったシェーバーの処分方法をする人がいる状況をなんとかするためにブラウンが始めた施策が、「使用済みシェーバーリサイクルプログラム」。
その一環である「ブラウンシェーバー&替刃リサイクルキャンペーン」は、家電量販店7社と協働し、使用済みの電気シェーバー、電気シェーバー用の替刃を回収し、リサイクルを行う日本初の試み。
リサイクルに協力すると、ブラウンの対象シェーバー・替刃の購入に対して最大5,000円のキャッシュバックが受けられるほか、リサイクルによって生じたプラスチックは「植木鉢」に再生し、植物「ネコノヒゲ」の種を植えて、子どもたちに寄贈される予定だ。
■プログラムを説明すると
プログラムについてもう少し詳しく説明すると、まず家電量販店にある回収ボックスにブラウンのシェーバー本体、または替刃を入れる前にスマホで撮影する。
次に回収ボックスに撮影した物を入れ、キャッシュバック対象商品を購入。WEBか応募用紙でキャンペーンに応募すればOKだ。また、回収する前に必ず電池を抜き、絶縁処理は行っておこう。
■キャンペーンに参加しよう
いつも使っているシェーバーを正しく処理するだけでキャッシュバックが受けられ、リサイクルで生じたプラスチックは植木鉢になるなんてユーザーからしたらいいことしかない。
正直言ってレジ袋が有料化されるよりよっぽど効果的なんじゃないのか…? と思うほどだが、ぜひブラウンの電気シェーバーを利用している人はキャンペーンに参加してほしいものである。
・合わせて読みたい→東尾理子、日本選手団のウェアに込められた“意味”を紹介 「うらやましい」
(取材・文/Sirabee 編集部・熊田熊男)