『キンキーブーツ』、城田優が三浦春馬さんローラ役を引き継ぎ上演へ
三浦さんのローラ役を引き継ぐことになった城田。過去には、インスタで三浦さんへの思いをつづっていた。
昨年7月に亡くなった俳優・三浦春馬さん(享年30)が主演したブロードウェイミュージカル『キンキーブーツ』は4日、2022年秋に3度目の上演を行なうと公式サイトで発表した。
■公演断念も考えたが…
三浦さんがドラァグクイーンのローラ役を演じた『キンキーブーツ』。
16年と19年に上演し、3度目の公演に向けて動き出していたが、三浦さんという大きな存在を失い「一時は公演を断念することも考えました」と明かす。
「しかしながら、これまで日本のキンキーブーツを牽引してくれた三浦春馬さんの思い出と、彼がこの作品に捧げてくれた愛情とともに、私たちは『日本にはキンキーブーツが必要だ』という強い想いのもと、2022年の再再演の歩みを止めないことを決意いたしました」と伝えた。
■ローラ役は城田優
ローラ役には、三浦さんの親友だった俳優・城田優が務めることに。
「ローラには、今回城田優さんがオーディションに参加してくださり、これまで共に歩んできたブロードウェイチームも城田さんのオーディションムービーを見て、彼のローラでいきましょうと、すぐに連絡をくれました」と説明した。
■「心を込めてお届けいたします」
そして「このミュージカルを愛してくれた全ての皆さまに、そして、これから出逢ってくださる全ての観客の皆さまに。キンキーブーツジャパンカンパニー全員が心から大切にしているこの作品を、初演以来同じく作品を牽引してくださっている小池徹平さんを始めとするジャパンオリジナルキャストと、城田優さんを含めた新しく参加してくださるキャストの皆さま、日米クリエイティブチームとともに、心を込めてお届けいたします」とコメント。
「2022年秋、どうぞよろしくお願い申し上げます」と結んだ。
■「春馬の意思を受け継ぎ、春馬の分まで」
2020年7月23日、自身のインスタグラムで、三浦さんへの思いをつづっていた城田。
三浦さんの夢や成し遂げたかったこと、ミュージカルに懸ける思いについて「これからは、春馬の意思を受け継ぎ、春馬の分まで、その『約束』や『夢』を大切に大切に育てながら、生きていきたいと思います」と力強く宣言していた。
その城田が三浦さんのローラ役を引き継ぎ『キンキーブーツ』に挑む。
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(文/Sirabee 編集部・RT)