今年も大混雑だった「渋谷ハロウィン」 最も迷惑なのは仮装する若者ではなく…
今年も渋谷のハロウィンは大混雑。現場を歩いて気づいたことをまとめた。
■昨年と状況変わらず
渋谷区が繰り返し「来ないで」と自粛のアナウンスを繰り返していたが、その効果は乏しく、街には仮装を楽しむ男女や、それを見るため集まった若者グループが密集。昨年と変わらない“大混雑”となった。
今年のハロウィンはちょうど日曜日と重なり、大勢の人出で見込まれていたため、区や地元警察では29日金曜日から厳戒態勢を敷き、警備スタッフの巡回パトロールや交通整理などを実施。
31日当日は雨とあり、一時はそこまで混雑しないのではという予測もできたが、雨が上がった19時過ぎになると、JR渋谷駅ハチ公口近辺は立錐の余地がないほど人が溢れかえり、駅前名物のスクランブル交差点を横断するの数分間待たないといけない状況に。昨年のハロウィンと同じ状態である。
■人がとどまらない様々な対策
飲食店が集まる「センター街」や駅周辺は徹底的な警備が敷かれ、物々しい雰囲気があった。
あちこちに“物見やぐら”のようなスチール製足場が組まれており、そこから警備関係者が人々を監視。スピーカーを使ってほぼ休みなく「立ち止まらないで!」「ここでは撮影しないで!」とアナウンスを続けていた。
周辺の商店も酒類販売を停止するなど混乱解消に協力。群衆を高い位置から撮影しようと考える人達の対策として、窓ガラスに“目張り”を施すビルも確認された。