シューズの左右を履き間違えただけで… 2歳女児を殴り殺した内縁の夫に終身刑

他の子供たちは、児童保護当局の職員に「暴力をふるわれていてもママは助けてくれない」と話した。

2021/10/31 04:00

虐待・暴力

2歳の子供というのは、左右を間違えることなく上手にシューズを履けるものなのか。それを命じる大人は、自分が幼い頃にその間違いを犯したことはないと言えるのだろうか。

アメリカ・テキサス州で、理不尽な理由で幼児が殺害された事件。その後の動きについて『Killeen Daily Herald』『NEW YORK POST』などが報じている。


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■母親の交際相手を逮捕

テキサス州ベル郡のテンプル市で2019年9月22日午前2時半すぎ、シャンナ・マカルパインちゃんという当時2歳の女の子の呼吸が突然停止し、救急救命士が駆けつけるも死亡が確認された。

司法解剖により、シャンナちゃんは腹部に重度の鈍的外傷を負っていることがわかり、警察は母親に聞き取りを行った結果、交際相手で同居中だったジェイディン・ヌネス(27)を傷害致死容疑で逮捕した。

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■「左右逆に履いたから」

ヌネス被告は取り調べに対し、「ショッピングに出かけるためシューズを履くように言ったら、もうすく3歳なのに左右逆に履いた。それを見てカッとなり激しく殴った」などと供述し、犯行を認めた。

その裁判がこのほど地方裁判所で開かれ、陪審員は被告に有罪の評決を下し、続いて判事から仮釈放のチャンスを与えない終身刑が宣告された。

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■母親は虐待を見て見ぬふり

ヌネス容疑者の事情聴取のなかで、シャンナちゃんの母親であるアシュリー・マリー・マカルパイン(29)についても、我が子を乱暴に扱っていたことがわかってきた。

さらに、テキサス州児童保護当局の職員がシャンナちゃんのきょうだいと面接したところ、「自分たちもヌネスから暴力をふるわれていた」「でもママは見て見ぬふりで助けてくれなかった」と話したという。


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■母親は無罪を主張

こうして警察は2020年12月、ヌネス被告の暴力から我が子を守ろうとしなかった疑いのあるアシュリーについても、育児怠慢、傷害罪ほかの容疑起訴した。

罪状認否のための出廷が今月29日に予定されているが、アシュリー被告はシャンナちゃんの異変に気づき、心配して通報したのは自分だとして、一貫して無罪を主張している模様だ。

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(文/Sirabee 編集部・浅野 ナオミ

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