山で迷ったハイカーがレスキュー隊の着信を無視 「知らない番号だったから」
ハイカーが道に迷ってしまったが、用心深い性格が災いし、長時間さまようはめに…。
■着信を無視した理由
自宅に戻ったハイカーは、自分が迷っているあいだに捜索が行われていたことを知って驚いた。レスキュー隊からの電話を無視した理由についても問われたが、「知らない番号からの電話だったから出ないほうが良いと思った」と明かしたという。
うっかり道に迷いひどく困った状態に陥ったものの、警戒心は強かったこのハイカー。そのせいで山で一晩過ごすはめになってしまったが、生きて帰ることには成功した。
なお、本人から誰かに連絡を試みていたかなどに関する情報は、現時点では公表されていない。
■当局はハイカーを擁護
当局はこの件をSNSで発表し、「予定通りに目的地に到着できなかった場合、知らない番号から電話がかかってもぜひ応答してください」「レスキュー隊が、無事を確認する目的で連絡を試みている可能性があるからです」と書き込んだ。
この投稿には「こんなときに電話に出ないなんておかしい」といったコメントが並んだが、当局はハイカーを擁護。パニックに陥っているときはウッカリすることがあると強調し、批判を控えるよう呼びかけた。
自力で自宅に戻ることができたハイカーは運が良かったが、もし電話を無視したまま山のもっと奥に迷い込んでいたら、最悪な結果が待っていたかもしれない。
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(取材・文/Sirabee 編集部・マローン 小原)