山で迷ったハイカーがレスキュー隊の着信を無視 「知らない番号だったから」
ハイカーが道に迷ってしまったが、用心深い性格が災いし、長時間さまようはめに…。
「山に入ったまま帰らない人がいる」。そんな通報を受けたレスキュー隊が本人に電話をかけたが無視されていたことを、『NBC News』などアメリカのメディアが報じた。山中で大変困っていたはずの人物だが、応答をためらう理由があったようだ。
■ハイキング中に迷った人物
アメリカ・コロラド州エルバート山でハイキングしていた人物が、道に迷ってしまった。18日の午後8時になると、心配した関係者が「午前9時に出発したまま帰ってこない人がいます」と通報したため、レスキュー隊が現地に急行した。
レスキュー隊はいくつかのエリアをくまなく捜索したが、手がかりはなく、その日は発見することなく過ぎてしまったという。
■ハイカーに電話をかけたが…
なかなか発見できず困ったレスキュー隊は、関係者からハイカーの携帯番号を入手し、連絡がつくことに期待して電話をかけてみたという。すると電話は鳴ったが、何度かけてもハイカーは出なかった。
そのころ、ハイカーは電話が鳴っていることに気づいていたが、無視したまま移動を続けていた。消息が途絶えて24時間が経過したころ、ようやく散策道に戻ることができ、19日には車にたどりついて無事に自宅に戻った。
しかし、最後までレスキュー隊が自分を捜していることに気づいていなかったそうだ。