祖母宅の庭に生える果実で兄妹が中毒死 「リンゴだと思って食べた」
毒性のある動植物は、身の回りに潜んでいる。大人がしっかり覚え、子供に教えることが大切だ。
■医療体制にも問題か
兄妹の父親はメディアの取材に、「病院へ連れて行きましたが、ぼくたちはベネズエラからコロンビアの祖母へ会いに来ていたので、他国の保険のこともあり良い治療を受けられませんでした」と語り、肩を落とした。
アミラちゃんの容態が悪化しても血清しか与えられず、ICUに運ばれた時にはすでに手遅れだったとのこと。その後すぐに死亡したといい、粗末な医療体制への不満をもらしている。
■切り倒しを命令
アミラちゃんが死亡した後、両親はジョフランくんをククタ市の設備の整った病院へ移してもらえるよう、コロンビアのオンブズマン事務局に要望を出した。やっと転院が決まったが、その移送の途中にジョフランくんは心停止を起こし、死亡したという。
一家は経済的、政治的な危機に直面しているベネズエラから、2010年にコロンビアにやってきた移民だった。
この事故を受け、地元警察のイエス・エミリオ・サンチェス署長は村の全ての民家に対し、「ボラデトロ」が生えている場合は必ず切り倒すようにと命じた。
・合わせて読みたい→彼氏とのバンジージャンプで女性が事故死 インストラクターのGoサインを勘違いか
(文/Sirabee 編集部・桜田 ルイ)