蓋のないマンホールに赤ちゃんを抱いた女性が転落 携帯電話に夢中で…

女性は今、携帯電話に夢中で足元への注意が足りなかった自分を深く反省しているという。

マンホール

これだけ「危険ですよ」と注意されても、いまだ携帯電話に夢中で自分の進路や足元をよく見ていない人が大勢いる。もしもそこに穴が開いていたら…? インドで起きた恐ろしい転落事故の話題を、イギリスのメディア『Mail Online』『Metro』などが報じている。


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■赤ちゃんを抱っこした女性

事故は、インド・ハリヤーナー州のファリーダーバード市のある通りで、今月8日の午前10時過ぎに起きた。

赤ちゃんを抱っこしている水色の服を着た女性が、自分の足元をよく見ていなかったために、ふたが取り除かれたマンホールの穴に、吸い込まれるようにして転落してしまったのだ。

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■防犯カメラの映像で女性は…

事故の後、現場の上方に設置されている防犯カメラの映像が公開された。それによると、女性は左の腕に赤ちゃんを抱っこしており、右手は携帯電話を握りしめ、誰かと会話をし始めたところだった。

マンホールはふたがないため穴は100%開いており、そこを回避して歩くよう促す、背の高い広告スタンドがすぐ手前に設置されていた。ほとんどの通行人は、それを見てしっかり避けて歩いていたという。

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■穴に気づいていない女性

携帯電話に気を取られ、女性がまったく穴のほうを見ていないことは映像からもよくわかる。スタンドを過ぎると女性は穴に左足を踏み入れ、赤ちゃんを抱いたまま、あっという間に深い穴に吸い込まれた。

大きな悲鳴を聞いて通行人の男性7名ほどが現場に駆け付け、うち1名が穴の内部へ。皆で力を合わせながら、女性と赤ちゃんを無事救出した。


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■何日も開けっ放しの状態

救出された赤ちゃんは生後9カ月。幸いにもけがはなく、人々をほっとさせた。母親は「あのとき、私は携帯電話に夢中で穴に気づきませんでした」と不注意だった自分を反省し、親切な通行人たちに感謝の言葉を述べている。

なお、地元住民らはこの事故について、地方自治体の対応の悪さも原因だと指摘する。「危ないからふたを閉めて」と重ねて要請しているにもかかわらず、マンホールは工事が行われない日にも、常に開けっぱなしの状態が続いていたという。

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(文/Sirabee 編集部・浅野 ナオミ

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