家族が隣で眠るなか誘拐か 4歳女児がキャンプテントから寝袋ごと行方不明に
「誘拐なら最悪のシナリオ」と警察。周辺の車両や防犯カメラを調べているが、相当な時間がかかるという。
家族とキャンプをしていた幼い女の子が、真夜中に姿を消すという事件がオーストラリアで発生した。捜索活動が続いていることを、イギリスの『The Sun』や『Mirror』など世界のメディアが報じている。
■午前1時半に目を覚ます
オーストラリア・マクラウド市にあり、美しいビーチの真横に位置するブローホールズ・キャンプ場。16日、そこで家族と旅行中だった4歳のクレオ・スミスちゃんという女の子が、突如姿を消した。
同日午前1時半頃、一家で眠っていたテント内で目を覚ましたクレオちゃんは、両親を起こして水分補給をした。それが、両親がクレオちゃんとやりとりをした最後だったという。
■寝袋ごと行方不明に
朝6時頃に、両親は改めて起床。ところが隣に寝ていたはずのクレオちゃんの姿はなく、寝袋ごと消えていた。
両親はキャンプ場をくまなく捜し回ったが、クレオちゃんは見つからず、通報することに。ただちに西オーストラリア州警察と消防署が出動し、捜索にあたった。
なお、妹のイスラちゃんは無事だという。
■「面積が広大なぶん時間も…」
警察は、誘拐など事件に巻き込まれた可能性も視野に入れ、法医学捜査官や地方自治体などさまざまな方面に協力を依頼。大規模な捜索救助活動が行われているが、手がかりはつかめていないという。
警察は「オーストラリアは広大なので、誘拐だった場合は、最悪のシナリオを想定しなければなりません」「この地域にとどまってくれていればいいのですが、全土の高速道路などもくまなく調べ上げるため、相当な日数がかかります」と懸念を述べている。
■情報提供で発見目指す
母親のエリーさんは、メディアの取材に「クレオはおとなしい子で、深夜に自ら外に出てテントから離れていくとは考えられません」「友人などがあれこれ心配してくれていますが、必要なのはクレオだけです」と涙ながらに語っている。
南半球に位置するオーストラリアは、これから夏に向かって気温が日に日に上昇し、脱水症状など体調を崩すことも心配される。警察はクレオちゃんの顔写真やパジャマと寝袋の画像を公開し、オーストラリア全土の人々に情報提供を求めている。
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(文/しらべぇ編集部・桜田 ルイ)