ハーフマラソンに挑戦予定だった男性 フルマラソンに当日変更も見事に完走
最長17キロしか走った経験がなかった30代の男性が、根性で42.195キロを走りきった。
フルマラソンの半分とはいえ、21.0975キロ。そんなレースに参加予定だった男性が、流れでフルマラソンに参加することになり、かなり苦しみながらも完走に成功した。
男性のコメントや今後の抱負について、『Manchester Evening News』などイギリスのメディアが伝えている。
■マラソンにハマった男性
イギリスで暮らすマット・ホイールハウスさん(38)は、新型コロナウイルスの感染拡大が深刻になった頃にマラソンを始め、その魅力にどっぷりハマった。
一生懸命トレーニングに励み、大好きだった父親を追悼するためにもチャリティマラソンにチャレンジしようと決心。
「10月にマンチェスターで開催される大会に出て、ハーフマラソンに挑戦します」とクラウドファンディングサイトに書込み寄付を呼びかけ、集まったお金は病院に寄付すると発表した。
■遅刻でまさかの展開に…
マラソン大会の当日、ハーフマラソンの開始時間を勘違いしていたマットさんは大幅に遅刻。多くのランナーが並ぶ列にあわてて加わったが、それはフルマラソンに参加する人たちの列だった。
気づいたマットさんは、「寄付してくれた皆さんのためにも、とにかく走らねば」と考え案内所へ。そこで相談すると「ならフルマラソンはいかがですか」「追加料金は結構です」と言ってもらえたことから、無謀に挑戦することにした。
マットさんには17キロほど走った経験があったが、42.195キロもの距離に挑むのは初めてのことだった。