アンティークとヴィンテージの違いをチコちゃんが解説 年数が関係
『チコちゃんに叱られる』でアンティークとヴィンテージについて解説。ヴィンテージは定義が曖昧だった。
15日に放送された『チコちゃんに叱られる!!』(NHK)で扱われたテーマのひとつ、「アンティークとヴィンテージの違いって何?」が注目を集めている。
■「100年経っているかどうか」
どちらも古くていいものという意味を持つ言葉である「アンティーク」と「ヴィンテージ」。チコちゃんによるとこの言葉の違いは「100年たっているかどうか」であるという。
アンティークとは、「100年以上昔のもの」という意味でその考えはアメリカの法律をきっかけとしている。1930年にアメリカで作られた関税法では、「1830年より前に作られたもの」と記載されており、法律ができた年から数えて100年以上前の関税がかからないとされた。
■産業革命で大きく変化
1830年は、1700年代にイギリスで起きた産業革命が各国に広まった時期で、手作業から機械による大量生産の時代となった。
歴史的な変化を鑑みた当時のアメリカの人々は、1830年を1つの基準として、100年以上前のものは「歴史的に貴重」と区別。貴重な品を輸入しやすくするために関税をかけないようにしたと考えられている。
1996年には、関税法は「関税がかからないのは、100年以上前に作られたもの」に改正された。これを基準に「アンティークは100年以上昔のもの」と定義付けられた。