ホスピス職員の善意で実現 末期女性が施設で愛犬・愛馬と最後の触れ合い

ペットも、大事で愛しい家族。「最後に会いたい」という女性の希望が叶った。

■ペットと触れ合い「さようなら」

ホスピスの職員は、女性の馬を施設に連れて行きパティオの窓を開放。女性のベッドを窓際に移動させ、一緒に過ごせる時間をもうけた。女性は細い腕を伸ばし馬に触れ、馬も女性を優しく見つめて最後の触れ合いを楽しんだ。

数週前まで乗馬を楽しんでいたと女性は、こうして再会が実現したことをとても喜んだという。

犬2匹もホスピスに行き、女性の部屋で対面。ようやくペットにお別れを言い終えた女性は、「ホスピスの皆さんが私のためにここまでしてくださるなんて、信じられない気分です」とコメントしている。


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■夫も心を癒やされて…

女性と結婚して46年がたつという夫も、ホスピス職員の善意に心から感謝しているようだ。夫たち家族は事前に見舞い・訪問予定の人について職員に知らせてあったというが、馬にまで会わせてくれるとは思ってもいなかったという。

死期が近い患者、そしてその家族の気持ちに寄り添うことを、このホスピスではとても大事にしているそうだ。女性を見送らねばならない夫も、女性の最後の希望が叶ったことに安堵している。

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(文/しらべぇ編集部・マローン 小原

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