橋下徹氏、財務次官の寄稿めぐる反応に意見 「国政はマネジメント能力がない」
橋下徹氏が、政策論争を「バラマキ合戦」とした財務次官に与党幹部から非難の声が上がったことに私見を述べた。
元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏が12日、公式ツイッターを更新。与野党の政策論争を「バラマキ合戦」と批判した財務省の矢野康治事務次官をめぐり、更迭論が持ち上がっていることについて自身の考えをつづった。
■反対意見を否定したら…
矢野氏は今月発売の月刊誌で、衆院選をめぐる経済対策などの論争について「バラマキ合戦」と寄稿していた。
橋下氏は、矢野氏に対して与党幹部から非難の声や更迭論も出ていることを伝えるニュース記事を引用。「ほんと国政はマネジメント能力がない。官僚が反対意見を持つことまで否定したら無能な国会議員によって国家が破綻するよ」と厳しい見解を述べる。
■発表の仕方が問題
その一方で、矢野氏に対しても「今回の矢野財務次官の問題は反対意見を持ったことではない。その発表の仕方が問題」と指摘。
「官僚は国民に訴えるのではなく組織内で政治家に訴えなければならない。政治家はそのような場を設ける必要がある。これがマネジメント」と説明した。