台風接近時の窓ガラス飛散防止対策 「警視庁のアイディア」が参考になる…
「10月台風」こそ警戒が必要。警視庁がツイッターで紹介した、窓ガラスの飛散防止対策が参考になる。
「もう台風シーズンも終わり」と思ってしまいがちだが、「10月台風」こそ警戒が必要。そうした中、警視庁警備部災害対策課の公式ツイッターが、暴風による窓ガラス飛散防止対策について紹介している。
■食品用ラップを使った対策
11日、同アカウントは「スポーツの秋、読書の秋、食欲の秋と皆さん自分なりの秋を見つけましたか?」とツイッターユーザーに向けて問いかけ。
続けて、「災害のない秋を送りたいですがまだ続くかもしれない台風」「窓ガラスの飛散防止対策で、どの家庭にもあるサランラップを使って飛散防止フィルムの代用品を試してみました」と、養生テープと、食品用ラップを活用した対策を紹介した。
■近年、台風の暴風被害相次ぐ
2018年7月、台風21号が非常に強い勢力を保ったまま日本列島に上陸し、西日本に甚大な被害をもたらした。記録的な暴風により関西国際空港の連絡橋にタンカーが衝突、道路ではトラックが横転し、窓ガラスが割れる被害も相次いだ。
翌年の2019年にも、9月に台風15号(令和元年房総半島台風)が関東地方に接近。最大瞬間風速57.5m/sの記録的暴風が吹いた千葉では、住宅被害は9万棟を超え、長期間大規模な停電が続くなど甚大な被害が出た。
その後、同年10月に台風19号(令和元年東日本台風)が接近した際には、ネット上で「養生テープ」がトレンド入り。人々の暴風への警戒心がよりいっそう高まった。