海岸に大量に打ち上げられたカツオノエボシ 美しすぎる猛毒生物に注意喚起

思わず触りたくなる美しい外見をしたカツオノエボシだが、死後も刺してくる触手を持った危険な生物だ。

■恐怖の浮遊体

また、海面に浮き出ている姿が昔のポルトガルの帆船に似ていることから「ポルトガルの軍艦」とも呼ばれるカツオノエボシは、「恐怖の浮遊体」として恐れられている。

紫色の母体から出るリボン風の触手は、最大で50メートルほどまで成長することもあり、海中ではほとんど視認することができない。この長い触手を用いて、小魚や甲殻類を捕獲する恐るべき捕食生物なのだ。


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■死体でも注意

さらに生体が死んだ後も刺すことができ、特に幼い子供や高齢者、ペットなどは命にかかわる場合もあるという。そのため専門家は、海岸に打ち上げられたものにも決して触らず、そしてペットを近づけないようにと注意喚起している。

日本でも、太平洋沿岸でよく見られるカツオノエボシ。美しい生き物には毒がある可能性が高いと、心しておく必要がある。

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(文/しらべぇ編集部・原田パラン

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