「接種しておけばよかった」 ワクチン陰謀論を信じた女性が新型コロナ感染死
「人生最大の過ちを犯してしまった」と悔やんだ女性だが、すでに手遅れだった。
■死を覚悟
集中治療室に入ったアビーさんは死を意識し、家族に「子供たちの世話をお願いしたい」「良い人生を送れるよう見守ってやって」と懇願するようになった。アビーさんは17日ものあいだ回復を目指したが、どんどん弱り、9月22日に息を引き取った。
親しい友人たちはアビーさんの子供たちの将来を心配し、インターネットで寄付金を集めている。
■遺族の悲しみは深く…
悲しみに暮れる遺族はアビーさんが陰謀論を信じていたことを公表し、「みなさんはワクチン接種を…」「どうかアビーのように命を落とさないで」とメディアを通し訴えている。
ワクチンについての考え方は人それぞれで、打たない人を批判するべきではない。ただメリット・デメリットを正しく理解し、嘘や噂にだまされないことも重要だ。新規感染者は減っているが、第6波は来ると言われている。それぞれがしっかりと感染予防に努めたい。
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(文/しらべぇ編集部・マローン 小原)