33歳女性を半裸で檻に監禁 50代男2人が逮捕されるも被害者は行方不明のまま
男は「彼女が立ち直るまで、少しの間自宅に居させてあげた」とつじつまの合わないことを話している。
今年7月下旬に突然行方がわからなくなり、捜索願が出されていたアメリカ・ミズーリ州の33歳の女性。男に誘拐され監禁されていたことが判明したが、いまだ保護には至っていないという。『KY3News』『KRCG-TV』『WHDH 7 News』ほか、全米各地のメディアが大きく報じている。
■誘拐・監禁され隣の郡に
今年7月25日に目撃されたのを最後に行方不明となり、家族から捜索願が出されていたミズーリ州ダラス郡のキャシディ・レインウォーターさん(33)。
その捜索にあたってきたダラス郡保安官事務所はこのほど、東隣となるラクレード郡レバノン市の民家でキャシディさんが監禁されていたという事実とともに、事件に関与した疑いのある2名について発表した。
■匿名の人物が情報提供
9月1日、キャシディさんの捜索が難航していることを公表し、市民に情報提供の協力を呼び掛けた郡保安官事務所および連邦捜査局(FBI)州事務所。
その後、キャシディさんと思われる女性がジェームズ・フェルプスという58歳の男の元で過ごしているとの情報と写真が、匿名の人物から送られてきたとしている。
■半裸の状態で檻に監禁
9月16日、捜索令状を得た郡保安官事務所はフェルプスの携帯電話を詳しく調査。すると、半裸の状態で檻に監禁されているキャシディさんの写真が7枚保存されていることがわかり、ムーンバレー・ロードのフェルプス宅の家宅捜索に踏み切った。
だがキャシディさんの姿はどこにもなく、フェルプスは事情聴取に「彼女は精神面での助けが必要で、立ち直るまでこの家のロフトを貸してあげていた。コロラド州に行くと言って7月末の深夜に1人で出ていった」と答えたという。
■女性は行方不明のまま
しかし写真は檻の中での監禁を示しており、保安官たちはロフトにキャシディさんが滞在していた形跡はないと判断。フェルプスは第一級誘拐、暴行、性的虐待ほかの容疑で逮捕され、監禁行為に協力したティモシー・ノートンという56歳の男も9月20日に身柄を拘束された。
だが、キャシディさんはいまだ保護されていない。安否について不安が広がるなか、ダラス郡保安官事務所、州内のFBI事務所、州警察などが、さらなる情報の提供を人々に呼び掛けている。
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(文/しらべぇ編集部・浅野 ナオミ)